2018年9月に発生した胆振東部地震で自宅を損壊し、ペットと共に仮設住宅で暮らす住民の支援として、安平町が新たな住まいでもペットを連れて暮らせるよう町内4地区に整備した賃貸住宅8棟11戸が完成した。町役場で手続きを行い、鍵を受け取れば入居できる。
町では公営住宅でのペット飼育を条例で禁止しているが、被災者の心の支えになっていることも踏まえ、飼育可能な賃貸住宅を町が用意できるとする規則を設けた。
町内における仮設住宅の入居期限は第1期が今月31日、第2期が11月21日までで、空きのある職員住宅や移住促進住宅、道から譲与された住宅について、壁の張り替え、床下にクッションマットを敷くなど急ピッチで改装を進めてきた。町はペット用住宅の改修費として今年度一般会計予算で1500万円を計上している。
町建設課によると、各住宅の間取りは2LDK、3LDKで、家賃は1万2700~2万9200円。11世帯が入居を希望し、早い世帯はすでに鍵の受け取りを済ませ、8日の引っ越しを予定しているという。

















