移住者花き収穫体験 地元の産業身近に 新ひだか 

移住者花き収穫体験 地元の産業身近に 新ひだか 
花の選定作業を体験する参加者

 移住者や短期移住体験者を対象にした「花き収穫体験」がこのほど、新ひだか町三石歌笛の町農業実験センターで行われた。40代から60代の体験移住者3人、移住者6人が参加し、花の選定などに取り組んだ。

 町農業振興対策協議会が主催した。実験センターは三石地区の花き産業の活性化に向け、栽培方法の実験や生産物の品質向上、作業の効率化、低コスト化に向けた取り組みを行っている。若い後継者の育成にも取り組んできた。

 この日は主力品目のデルフィニウムとスターチスの収穫を学んだ。花の種類によって収穫時の切り方と見極め方が異なり、参加者はセンター職員の話に耳を傾けながら収穫を楽しんだ。収穫後は選花(出荷前に整える)作業に臨み、花は参加者に贈られた。

 大阪府から静内ときわ町に移住して4年目の南純子さん(68)は「初めて参加しました。花きは一度体験したかったので、楽しかった」と話していた。

 町は、農家の人手不足が深刻化していることもあり、9月下旬にも体験移住者対象のミニトマト収穫体験を実施。地域産業に理解を深めてもらい労働力不足の解消につなげたい考えだ。

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