苫小牧商工会議所が8月に会員事業所約2100社を対象に実施したアンケート(289社回答)によると、6~7月の経営状況について、前年同期よりも「好転している」と答えた事業所はゼロだった。新型コロナウイルスの影響がさらに長期化した場合、事業規模の縮小を検討するとした事業所もあり、同商議所はよりきめ細かな経営サポートをしていく構えだ。
今年6~7月の経営状況を前年同時期と比較する設問では「やや悪化している」が36・6%、「悪化している」が30・6%を占めた。「変わらない」が32・9%で、「好転している」は0%だった。
「悪化している」と答えた事業所の内訳は、「食品飲食」が63・6%で最多で、「製造」が42・9%、「サービス」が37・5%と続いた。
今年6~7月と4~5月を比べた経営状況については、「変わらない」が50・8%。以下、「やや悪化している」26・8%、「悪化している」18・6%の順に多かった。食品飲食の57・1%、商業の30・6%、製造の27・6%が悪化したと回答した。
支援策で活用した制度(複数回答可)は「持続化給付金」が38件で最多。「雇用調整助成金」と「新型コロナウイルス感染症関連融資」が25件ずつ、「苫小牧商工会議所感染防止対策支援金」が21件と続いた。
不安に感じていることや長期化した場合の対応については「感染への不安」が42・2%、「経済活動の縮小」が28・7%、「事業規模の縮小」が11・5%などと多かった。コロナの収束時期を見通せない中、風評被害への不安(9・4%)や事業所の閉鎖・廃業の検討(4・5%)も目立った。
このほか、自由回答で期待する支援などについて意見を聞いたところ、「補助金の枠拡大、再募集」「飲食業、観光業などへの手厚いサポート」などを求める声が寄せられた。
同会議所は「経営状況の悪化が顕著で、コロナの影響は依然として大きい」と強調。今後、さらに詳しく結果を分析し、事業や市などに要望活動を行う際の参考としたい考えだ。
アンケート調査は、8月3日から同月31日まで実施。3月に続いて2回目となる。
新型コロナ関連の経営相談窓口は同会議所 電話0144(33)5454。
















