苫小牧市医師会(沖一郎会長)は近づく冬を前に、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行に備えた「発熱外来」を今月末にも市内に設置する。同医師会が運用するPCR検査センターの機能・設備を強化し、症状の見分けが付かない患者の早期検査と診断、治療につなげる狙い。設置場所は同センター同様、プライバシー保護のため非公表だが、沖会長は20日以降、詳細を説明する機会を設けたいとしている。
発熱外来は予約制。受診対象は、東胆振1市4町の医療機関で診察を受け、医師が検査が必要と判断した人。平日の昼から夕方ごろまで医師と看護師を配置し、1日当たり最大50人程度の検査を想定している。
熱が出てインフルエンザかコロナか分からず不安な場合、患者はまずかかりつけ医を受診し、医師の判断で発熱外来へ回る流れになる見通し。沖会長は「発熱の原因はさまざま。開設を急ぎ、東胆振の住民や医療機関の安心にもつなげたい」と話している。
同医師会は新型コロナの感染が拡大した今春以降、地域住民や院内感染のリスクを抱える医療機関の不安を解消するため、検査から診断、治療に至るまでの医療体制強化を模索してきた。8月中旬以降、管内の情報共有を進め、発熱外来設置に向け具体的な準備に入っていた。
















