むかわ町の穂別小学校(佐々木秀人校長)で10日、学芸会が開かれた。全校児童80人が「精一杯努力し、心に残る最高の学芸会にしよう!」のテーマ通り、演劇や器楽演奏、合唱など積み上げてきた成果を発表し、駆け付けた保護者や先生たちを喜ばせた。
同校では今回の開催に当たり、新型コロナウイルス感染症対策として保護者の入場は子どもがいる学年のみに限定。各学年の発表ごとに入場者はいったん退場し、換気や消毒作業などを徹底した。
事前の練習時間や発表する時間が削られた中、各学年ごとに工夫を凝らした内容を披露した。このうち、5年生は「Go Toトラベルinむかわ」と称し、町の魅力をよさこいソーランの演舞などを披露して紹介。6年生は50年後に穂別地区で同窓会を開いた想定で、今年の修学旅行で学んだことを回想して劇にした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校や運動会が中止になったことを振り返りながら、「一歩一歩前へ進んでいく」「未来を素敵なものにしたい」と思いを伝えた。
今年度の学芸会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれていたが、佐々木校長は「子どもたちの活躍する姿を見ると、やってよかったなと思う。先生方にとっても、工夫を出し合い、役割を持って大きな行事ができたことは意義深い」と話していた。

















