穂別小の4年生は10日に開かれた学芸会で、同地区で発掘されたハドロサウルス科の恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)を題材にした演劇を披露した。
総合学習の一環でむかわ竜について調べた内容をナレーション、写真説明を加えて発表。2003年に穂別地区の稲里で堀田良幸さんが発見した時にさかのぼり、北海道大学総合博物館の小林快次教授が恐竜と断定し、化石採取やクリーニング作業、全身骨格化石を取り出すまでの場面ごとをストーリーにして演じた。併せて全身骨格化石は新聞紙を丸めるなどして再現した。
ナレーターと研究員の役を演じた橋本琉君(10)は「新聞紙で化石の形にするのは大変だった」と振り返り、「むかわ竜はむかわ町穂別のシンボル。むかわ竜と言えば穂別と言ってもらえるようになってほしい」と期待。ナレーターを務めた橋本翔君(10)も「むかわ竜の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」と思いを語った。

















