日高線テーマに映画撮影中の稲塚さん 来年6月完成へ意欲

日高線テーマに映画撮影中の稲塚さん 来年6月完成へ意欲
撮影への意欲を示す映画監督の稲塚さん

 JR日高線をテーマにした記録映画「日高線と生きる」を撮影中の映画監督で苫小牧市勇払出身の稲塚秀孝さん(70)=東京都調布市在住=がこのほど市役所を訪れ、岩倉博文市長にインタビューした。日高管内7町長をはじめ厚真、むかわ町長も取材済みで、すべての沿線自治体首長に話を聞いたことになる。稲塚さんは鵡川―様似間の廃止決定に無念さをにじませながらも、「今後も時間をかけて人に焦点を当てた撮影を続けていく」と制作への意欲を示した。

 稲塚さんは苫小牧東高時代、登下校で日高線を利用した経験がある。撮影と取材を通して、沿線の人たちにとってはライフラインであるとの思いを強め、岩倉市長には廃止後の通学や通院、物流、観光などにどのような支援が可能か尋ねたという。

 稲塚さんは7月に撮影を開始し、5冠馬シンザンを生んだ浦河町の谷川牧場、コンブや秋サケ漁、イチゴ栽培に携わる人々の姿を記録してきた。新型コロナウイルスの感染拡大で春からの撮影スケジュールが延期になり、「出遅れた気持ち」と悔しさも口にする。今後は、日高町から苫小牧に通学する生徒やバスで通院する沿線住民らを取材、撮影する考えだ。

 稲塚さんは「一ローカル線の話にしたくない。他の地域の人とも問題意識を共有できるような映像にしたい」と話している。来年6月にも完成させ、同9月に苫小牧シネマトーラスと浦河町の大黒座で上映会を行う予定。

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