日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人を菅義偉首相が任命しなかった問題をめぐり、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(共同代表・姉崎洋一北海道大名誉教授ら)は13日、札幌市内で記者会見し、「任命拒否に抗議し、撤回を求める」緊急声明を発表した。
声明では(1)推薦した会員候補者が任命されない理由を日本学術会議法に基づいた説明を(2)8月31日付で推薦した会員候補者のうち、任命されていない研究者の速やかな任命を―の2点を求めたほか、菅政権に対して「反省と謝罪」も要望している。
道政記者クラブで会見した姉崎共同代表は、任命を拒否された6人について「第1部(人文・社会科学)の会員で、いずれも政治学、法学、歴史学、宗教学など、思想信条の自由、人権の尊重に深く関わる研究分野で優れた業績を持つ人たち」と説明。「今回の任命拒否は到底看過できない。学術会議と政権間の問題を超えた、思想信条の自由や表現の自由、学問・科学の独立性の保障に対する許しがたい違法行為」と批判した。
同じく共同代表で会見に出席した笹谷春美道教育大名誉教授は「私も2期12年、日本学術会議の連携会員(約2000人)を務めた。学術会議はさまざまな提言をしているが、予算は少なく手弁当を含めてやった」と振り返り、任命拒否に関しては「本当に驚愕(きょうがく)で、あり得ない。ぜひ理由を説明してほしい」と話した。
緊急声明は、菅首相、内閣法制局長官、各政党、衆参の内閣委員会などに送付する予定という。
















