函館税関によると、今年上半期(1~6月)の管内空港や港での不正薬物の摘発は8件、押収量は3577グラムだった。前年同期の11件、7572グラムに比べ件数、押収量とも減少したが、大麻の摘発は前年同期比1件増の6件、押収量は3564グラムと前年同期の62グラムに比べ50倍以上急増した。密輸の形態は、航空機旅客5件、国際郵便物1件だった。
麻薬の摘発件数は2件(押収量4グラム)で、前年同期の0件から増加した。形態は航空機旅客1件、国際郵便物1件。
2月には、千歳税関支署が米国から新千歳空港に到着した米国人男性の携帯品を検査し、大麻を含む植物片0・61グラムやチョコレート49個、覚せい剤含有カプセル13個などを発見した。
担当者は「件数や押収量の減少は、新型コロナで国際旅客が減った影響が大きい。大麻の急増は取り締まりの結果で、今後も関係機関と連携していく」と気を引き締める。
同税関は今月12~31日を「不正薬物、銃器、金およびテロ関連物資取締強化月間」と定め、密輸防止対策を強化している。13日には苫小牧市元中野町の倉庫で公開取り締まりを実施。4歳の麻薬探知犬「マックス」が倉庫内に保管されている外国貨物の周りを歩き、麻薬の反応がないか調べた。苫小牧税関支署の職員7人は、金属探知機や目視で違法な物品や爆発物に目を光らせた。
同税関は水際での不正薬物摘発を最重要課題に位置付けているほか、来年開催予定の東京五輪に備えてテロ関連物資の密輸防止に全力を挙げる。苫小牧税関支署の高城典裕署長は「取り締まりを一層徹底していく。不審な物を見つけた場合、密輸ダイヤルに連絡してほしい」と呼び掛けている。不正薬物や銃器などの情報は密輸ダイヤル(24時間受け付け) フリーダイヤル(0120)461961。
















