白老町主催の2020年度上半期アイヌ手工芸担い手養成講座の修了式がこのほど、町総合保健福祉センターで開かれた。9月から今月にかけた全4回の講座を通じ、アイヌ文様刺しゅう技術などを身に付けた人たちに町から修了証が手渡された。
講座は、ウポポイを生かした観光のまちづくりを下支えする人材育成の事業。アイヌ文化を取り入れた商品製作や、手工芸体験プログラムの指導などに携わる人を増やすことを狙いに18年度、19年度に続いて開催した。町内でアイヌ手工芸の活動を続ける岡田育子さん(刺しゅう初級・上級コース)と、河岸麗子さん(編み方コース)が指導に当たり、両コース合わせて52人が受講した。
修了式では、町経済振興課の冨川英孝課長が受講者一人ひとりに修了証を授与。講師の岡田さんと河岸さんが、今後の伝統技術の研さんに期待を寄せた。

















