むかわ町は、新型コロナウイルス感染症対策の一環で役場本庁舎の多目的スペースを整備するため、現在鵡川高校野球部の生徒寮として使用している仮設の建物の一部を移設して再利用する。16日に開かれた町議会臨時会に関連費用を含めた2020年度一般会計補正予算案など議案3件を提出し、原案通り可決された。
仮設の寮は、2年前の胆振東部地震で野球部の寮が被災したため、モバイルハウスをつなぎ合わせて整備された。12月までに新しい寮が完成する予定だ。
移設場所は役場駐車場の一部。分散勤務、リモートワークなどのスペースとして確保する。一般会計に5600万円を計上しており、うち1200万円を地方創生臨時交付金で充てる。一般会計は約2億4800万円を追加し、予算総額は約121億8400万円。
また、これまで利用を無償にしていた恐竜化石「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の商標使用について、有償とすることを決めた。

















