むかわ竜をモデルにした、むかわ町出身の絵本作家、かさいまりさんの新作絵本が全国発売された。新作のタイトルは「きょうりゅうのサン―きょうぼくはなまえをもらった」=東京・アリス館刊。同町穂別地区で発見されたハドロサウルス科の恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)をモデルに、恐竜の子どもが名前をもらうまでのストーリーを描いている。
絵本はA4判、ハードカバーでカラー刷りと解説付きの計36ページ。前作の「きょうりゅうのサン―いまぼくはここにいる―」を出版した時から、かさいさん自身、「続編を作りたい」と前向きな考えを示していたことから実現した。9月上旬から各書店で販売している。
絵は絵本や挿絵を手掛ける星野イクミさんが前回に引き続き担当し、北大総合博物館の小林快次教授が監修を務めた。物語は15個ある卵の中から一番先に生まれた男の子が、両親から「サン」と名付けられるまでのいきさつを描いている。
絵本は税別1500円で全国の書店などで販売している。苫小牧では未来屋書店苫小牧店(イオンモール苫小牧内)、むかわ町内ではジョイフルオオエ(末広)、よしかわ(穂別)で取り扱っている。
同町恐竜ワールド戦略室の加藤英樹室長は「恐竜好きにとって、大変中身のある内容になっている」とPRしている。

















