白老獣医師会主催の動物慰霊祭が16日、白老町環境衛生センターで開かれた。病気などで命を終えたペットの元飼い主や獣医師会の関係者、町職員ら40人が参列し、動物たちの冥福を祈った。
白老八幡神社の鈴木琢磨宮司による神事に続き、参列者が生活を共にした犬や猫などペットたちの元気な姿を思い出しながら、慰霊碑に手を合わせた。
同町大町の佐藤征さん(83)と紀子さん(80)夫妻は「10年前に老衰で亡くした愛犬の供養のため、毎回慰霊祭に参加している」と言い、「14年間一緒に過ごし、家族同然の存在でした。今も思い出します」と話した。
町生活環境課によると、町環境衛生センターが2019年度内に引き取り、火葬した動物は1999匹。犬や猫などのペットのほか、アライグマやエゾシカなど野生動物も含まれる。
白老獣医師会は動物愛護を啓発する意味も込め、毎年慰霊祭を開いている。

















