追分を包む芸術の秋 町民有志作品展示 安平

追分を包む芸術の秋 町民有志作品展示 安平
森の自然の中に設けられたアート作品=追分地区の鹿公園

 安平町民の有志が町全体の活性化を図るアート作品展アートプロジェクト2020「つながる場所」を繰り広げている。商店街のウインドーギャラリーや公園の野外オブジェなど、追分地区をフィールドにクラフトや木工、絵画などさまざまな作品を展示する初めての試み。関係者は「少しでもいつもとは違う雰囲気を感じ、元気になってもらえたら」と期待する。

 胆振東部地震や新型コロナウイルス感染症などで疲弊する地域の活性化をアートを通して図る事業。今年7月に有志で設立した安平町国際文化芸術スポーツ交流会(AICAS国際交流)が主催し、17日に始まった。町や町教育委員会、町商工会、一般社団法人あびら観光協会が後援している。

 期間中、ぬくもりセンター内では空知管内長沼町の芸術家による造形クラフトや陶芸、彫り物など30点を展示するほか、商店街の各店舗には窓越しに絵画を掲示。鹿公園では木工の立体模型や小学生が描いた絵などを森の一角に飾っている。初日となった17日には、炭鉄港で知られる赤平市を舞台に描いたアニメの上映会も開催した。

 イベントは24日まで。同交流会の森田美恵子代表(66)は「住んでいる人たちがアートを身近に感じて心を潤し、街並みを意識するきっかけにしてほしい。まちづくりに少しでも貢献できれば」と話している。

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