白老駅北観光インフォメーションセンター 来館者10万人を突破

白老駅北観光インフォメーションセンター  来館者10万人を突破
10万人目の来館者となり、白老観光協会の福田会長から記念品を受け取る星野さん(左)

 国が白老町に整備したアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を観光振興に生かすため、町がJR白老駅北側で4月1日に開業した観光インフォメーションセンターの来館者数が18日、10万人を突破した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時休業した期間を除き、営業163日目で大台に達した。セレモニーで町や白老観光協会は、10万人目の来館者に記念品を贈った。

 町が駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)に開設した同センターは、地元観光情報の発信や物産販売の拠点で、白老観光協会(福田茂穂会長)が運営。木造平屋約520平方メートルの施設は、観光案内や体験型プログラム手配など町内周遊の調整機能を備えたインフォメーションコーナー、白老や胆振の特産品を中心とした物産販売コーナー、飲食メニュー販売スペース、多目的コミュニティールームで構成。24時間型トイレも併設した。

 オープン以降の来館者数は、新型コロナ対策で一時休館した4月20日から5月27日を除き、18日までの累計で10万584人となり、10万人の大台に乗った。特に7月12日のウポポイ開業以降に大きく増え、平日で400~500人、土日祝日で1000~1500人を数えた。町主催の週末イベントの展開、アイヌ文様商品など数百種の土産品の入れ替えといった誘客の取り組みも来館者の伸びを後押しし、観光協会は「新型コロナの影響を受けながらも、来館はほぼ順調。ウポポイを見た後、センターに立ち寄る人が多く、ウポポイ波及効果が現れている」と受け止める。

 大台に達した18日、町や観光協会はセンターでセレモニーを行い、10万人目となった江別市の団体職員星野政啓さん(44)に特産品詰め合わせセットなど記念品を贈った。ウポポイ見学の後、一家5人でセンターに訪れた星野さんは「とてもうれしい。また白老に来たい」と話した。

 観光協会は来館10万人達成を記念し、21~25日にソフトクリーム(通常350円)を250円、コーヒー(同200円)を100円で提供する。

 観光インフォメーションセンターの営業時間は午前8時から午後6時。休業は年末年始。

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