道は、2019年度道内市町村の決算概要(速報値)を発表した。収入に対し借金の割合を示す実質公債費比率が国の関与が強まる財政再生基準以上(35%以上)の市町村は前年度同様、夕張市(69・9%)のみにとどまった。白老町は実質公債費比率が14・0%で前年度に比べ0・9ポイント改善し、前年度のワースト7位から同14位となった。
道内市町村の普通会計決算は、歳入の合計が前年度比820億円(2・5%)増の3兆3198億円となった。地方譲与税や地方債は減少したが、国庫支出金や道支出金、地方税などが増加した。一方、歳出の合計も前年度比810億円(2・5%)増の3兆2677億円。投資や出資、貸付金、公債費などは減少したが、扶助費や補助費などが増加した。
歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は521億円。これから翌年度に繰り越す財源80億円を差し引いた実質収支は、前年度に比べ31億円増の441億円の黒字となった。
実質公債費比率が財政再生基準を上回った夕張市は歳入が113億4100万円、歳出が107億6400万円で実質収支は5億7700万円の黒字。実質公債費比率は前年度より1・9ポイント改善し、計画では29年度に早期健全化基準(25%)を下回る見通し。地方債残高や一般会計が将来負担すべき実質的な負債を表す将来負担比率は399・7%で、前年度(440・2%)より40・5ポイント改善。計画では早期健全化基準(350%)を下回るのは23年度の見通しとなっている。
白老町は、実質公債費比率と同様に、将来負担比率も52・8%と前年度(68・3%)より15・5ポイント改善し、ワースト45位から57位になった。
苫小牧市は実質公債費比率が6・7%(前年度6・9%)、将来負担比率が64・1%(同65・1%)と共に改善。胆振東部地震の被災地3町の実質公債費比率は、厚真町が10・2%(同10・2%)と横ばいだったが、安平町は11・3%(同11・2%)、むかわ町は9・6%(同9・0%)と悪化した。
一方、公営企業会計決算の概要では、796事業のうち、経常収支が黒字なのは653事業で、赤字は全体の18%に当たる143事業。病院事業で資金不足額を持つのは16事業で、このうち苫小牧市の市立病院事業会計の資金不足比率は14・2%で、前年度に比べ4・4ポイント悪化し、ワースト4位(前年度ワースト8位)となっている。
















