苫小牧東小学校(旭町、児童数194人)が8月に移転したのに伴い、市教育委員会は同小の校区変更の検討を始めた。同小に隣接する末広町は苫小牧若草小(若草町、児童数292人)の校区だが、東小に通学する方が近いため校区変更の希望がこれまでも寄せられていた。しかし、両小学校の児童数のバランスやPTA再編など変更には課題も多く、まず若草小関係者へのアンケート調査に着手し、検討を進めたい考えだ。
旭町3にあった東小は校舎の老朽化が進み、耐震化が急務となったことなどから、旭町1の東中学敷地内に移転した。末広町は現在の東小から道路を1本隔てた東側。約100人の児童が若草小に通学しており、自宅が1キロ前後離れている児童もいる。
末広町から若草小への通学は、距離に加えて国道36号を渡らなければならず、校区変更の希望や問い合わせが年に数件、市教委に寄せられ、市議会でも質疑されてきた。19日のまちかどミーティングでも要望が上がり、市教委は検討を約束した。
一方で、両校の児童数の大幅な増減や、児童の学校生活上の不安、通学路の見直しに伴う安全対策など、課題は多い。
市教委は11月までに、若草小のPTA役員に意見を聞き、その後、末広町を中心とする児童の保護者に、どちらの小学校への通学を希望するか意向と理由を調査する方針。検討に時間がかかることなどから、少なくとも来年4月の変更はないという。
市教委は「保護者らの意見を聞きながら、二つの小学校の適正規模が保てる範囲で検討したい」と話している。
















