白老町のJR白老駅北側で展示されている「SLポロト号」の冬囲い作業が22日、保存会(沢田久雄会長)によって行われた。
SLポロト号は4月から10月にかけて公開され、保存会が降雪期の冬場にシートで覆って車両を守っている。冬囲いの作業には保存会メンバーのほか、白老ライオンズクラブや白老観光協会、町職員ら約30人が参加し、巨大なシートを車両にかぶせた。
保存会はポロト号の公開中、毎月数回、車体にさび止めのペンキを塗るなどして大切に守り続けている。沢田会長は「まちの財産とも言えるポロト号が後世に引き継がれれば」と話した。
この蒸気機関車(D51型、1939年製造)はかつて室蘭線などを走っていたが、75年に役目を終え、翌年から白老町で展示保存。現在、駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)内に置かれている。

















