厚真、安平、むかわの３町の少年野球チームで構成する胆振東選抜チームが、２５日に苫小牧市内で開催されるクリクラ苫小牧杯争奪第６回胆振ナンバーワン決定戦に出場する。同選抜はこれまでこの大会で勝ったことがなく、主将を務める追分イーグルスの恩田蛍君（１２）＝追分小＝は「まずは１勝できるように頑張る」と抱負を語る。

　選抜のメンバーは厚真ファイターズ、安平町の早来メッツ、追分、むかわ町の鵡川ジュニアファイターズに所属する６年生１８人。指揮を執る村山竜太さん（４３）＝追分イーグルスコーチ＝によると、今年の良さはチームワーク。「みんな違う学校やチームとは思えないくらい仲が良い。個々のレベルも高く、６年生同士ということもあり生き生きしている」と目を細める。

　今年は例年以上に選手が集まる機会を増やし、練習試合などを積極的にこなしてきた。また昨年まで所属チームのユニホームを着て試合をしていたが、今年は背番号と名前が入ったオリジナルを作って士気を高めた。攻守の中心として活躍が期待される厚真の橋場凰太郎君（１２）＝厚真中央小＝は「思い切りプレーして、チームを支えたい」と闘志をみなぎらせる。

　大会は苫小牧や室蘭、登別、西胆振がそれぞれ選抜チームを編成して行う一発勝負のトーナメント。対戦相手は当日の抽選で決まる。