ヒグマフォーラム コリドーの保全が大切、苫東の緑地は適切に利用を

ヒグマフォーラム コリドーの保全が大切、苫東の緑地は適切に利用を
コリドーの重要性を語る青井俊樹さん(中央)

 NPO法人苫東環境コモンズは24日、苫小牧市民活動センターで「今、トラジロウの軌跡に学ぶ勇払原野のヒグマ行動~苫東地域の緑地が果たしている役割と共生の道」をテーマにフォーラムを開いた。市民や関係者ら約30人が参加し、苫東地域における動物の通路「コリドー」の大切さなどを学んだ。

 ヒグマ研究の第一人者として知られる岩手大学名誉教授の青井俊樹さんと、NPO法人エンヴィジョン環境保全事務所(札幌市)の早稲田宏一さんが講演。

 青井名誉教授は、1996年から3年半、電波発信器を付けたヒグマ「トラジロウ」の行動追跡調査データなどを示しながら、ヒグマとの共生の在り方などを発表した。

 この中で勇払原野に残るコリドーの保全が「人とヒグマのあつれきを防ぎ、ヒグマ個体群の保全にもつながる」とし、苫東内の緑地を適切に利用することが重要と強調。さらに「周辺にはほぼ民家や畑もないためメリットのほうが大きい。ヒグマがコリドーを出てきて悪さをすることは少ないと思われる」と語った。

 また、早稲田さんは札幌のヒグマ出没事例を紹介。「人間を恐れない新世代ベアーも増えてきている。コリドーを守るためにはその周辺の餌環境を見直すことも大切」などと語った。

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