厚真町の厚南中学校と苫小牧市ウトナイ中学校の両生徒会が26日、初めて顔を合わせた。今月、生徒会執行部に就任した厚南中の1、2年生4人がウトナイ中を訪問。ウトナイ中で行われているユニークな取り組みなどを聞いた。
厚南中が町外に出て他校と交流するのは初めて。他校の活動を知ることで今後の取り組みにつなげようと、ウトナイ中に打診。仲介役を務めた石田憲一校長が昨年度までウトナイ中に勤務していたことから今回の交流が実現した。
ウトナイ中では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により活動が自粛された中で、あいさつ運動を行っている。生徒会が「(相手の前で)立ち止まる」「目を見る」「きれいにお辞儀をする」といった正しいあいさつを呼び掛けるオリジナルの動画を作成。校内で定期的にコマーシャルしたことで「他の生徒たちにもあいさつの仕方が習慣づいていった」という手応えを生徒会役員が語り、「伝統に縛られず、今自分ができることをやってほしい」と期待を寄せた。
厚南中生徒会副会長の真野薫さん(13)は「ビデオを使った取り組みなど、生徒会が行っている活動が全然違っている。今後に生かせる内容だった。自分たちの代が交流の始まりになるので、後輩たちに向けてつなげていきたい」と意欲を見せていた。

















