むかわ町社協に車いす 厚真町民有志「あつまっぷる」が善意

むかわ町社協に車いす 厚真町民有志「あつまっぷる」が善意
むかわ社協で行われた車いすの寄贈セレモニー。左は高橋代表

 厚真町民の有志でつくる「あつまっぷる」が28日、胆振東部地震の復興支援として、リングプル400キロほどを集めて交換した車いす1台をむかわ町社会福祉協議会に寄贈した。

 同団体は1998年10月に結成。以来、空き缶のリングプルを車いすに換えて各地に届ける活動を2000年から行っている。これまで東日本大震災で岩手県の団体に車いす2台を寄贈。昨年は胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真福祉会にも2台、今年は浦河町の団体にも1台を贈った。

 この日は、高橋康夫代表(69)らが同社協事務所を訪れ、善意を届けた。高橋代表は「会員と仮設住宅に住む人たちにリングプルの仕分けをしてもらって今回の寄付に至った。震災後、外に出る機会が減ったと思うが、これで少しでも雰囲気を変えてもらえたら。今後も活動を継続していきたい」と話した。

 寄贈された車いすは、町民の希望に応じて貸し出す予定。同社協の佐藤俊博会長は「大切に活用させてもらいます」と謝辞を述べていた。

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