「売り上げ減少」8割 影響「1年続く」最多 道中小企業総合支援センター コロナ禍で直面する課題

「売り上げ減少」8割 影響「1年続く」最多 道中小企業総合支援センター コロナ禍で直面する課題

 北海道中小企業総合支援センターは、2020年度の道内中小企業における業況調査結果を発表した。コロナ禍で現在直面している課題(複数回答)について、「売り上げ減少」を挙げる企業が全体の8割弱(79%)に上った。コロナの影響は来年6月末まで「1年続く」とみる企業が3割弱(27・4%)で最も多かった。

 調査は7月8~22日に、会員企業1151社を対象に実施。467社が回答した(回答率40・6%)。

 現在直面している課題では、「売り上げ減少」に次いで、「資金繰りの悪化」(22・1%)、「労働力の不足」(11・2%)、「原材料等の入手が困難」(11%)と続いた。

 業種別では、全業種で「売り上げ減少」が最多。特に食品製造業(88・5%)、卸・小売業(88・2%)、運輸・倉庫業(83・3%)、製造業(81・7%)で8割を超えた。

 影響が続く期間は「1年」が最も多いが、「1年半(来年12月末まで)」と「2年(2022年6月末)」、「2年以上」がそれぞれ14%。「分からない」も15・3%あった。

 コロナ禍の事業活動で実施したこと(複数回答)は、「金融機関からの資金調達」(57・4%)が最多。以下、「公的支援施策の活用・情報収集」(52・6%)、「営業活動・販売のオンライン化」(16・9%)の順。労務管理面で実施したこと(同)は、「備品(マスク・消毒液)配布・設置」(91・8%)が最も多く、「出張などの中止・延期」(68・3%)、「事業所内の定期消毒」(41・4%)が続いた。

 利用した支援制度(複数回答)では、「無利子融資(政府系)」が46・1%で最も多かった。

 企業からは「コロナの影響で売り上げが減少したほか、賞味期限切れの商品在庫の廃棄も発生した」(食品製造業)、「既存の市場分野にこだわることなく、感染防止に向けた消費者行動に着目し、新商品開発につなげたい」(製造業)などの声が寄せられている。

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