苫小牧市内の文化関係団体でつくる市文化団体協議会(文団協・小林洋一会長)は、大正期から平成まで約100年にわたる市内の活動の沿革をまとめた冊子「苫小牧文学の歩み」を作成した。文芸誌や文芸団体などの歩みを個別に紹介しているほか、文化年表も掲載。このような形式の冊子発行は文団協にとっても初の試みだ。
創立50周年を記念して製作した。B5判で193ページ、発行部数は370部。釧路公立大学の森山弘毅名誉教授が監修し、17人の委員でつくる文団協内の編纂(へんさん)委員会が10月24日付で発行した。
冊子では総合文芸誌・同人誌をはじめ、詩、短歌、俳句、川柳などの歴史をジャンルごとに掲載。市内でも文学活動が活発化し始めた大正初期を起点に、関係団体や結社の沿革、詩集、句集、俳句集の歩み、活躍した人物など多くの写真を使いながら紹介している。廃刊となった同人誌や現在休止状態の結社なども取り上げた。
巻末には、1918(大正7)年から2018年まで100年間の小説や童話、詩歌、俳句、短歌、川柳、演劇などに関する出来事をまとめた年表を収載。団体の発足時期や作品の発表・発刊時期なども網羅している。
市内では過去にも文化活動の歴史をまとめた年表が発行されているが、各ジャンルの沿革を詳しく紹介した冊子は今回が初めて。編纂委員会を発足し、3年がかりで作業を進めてきたといい、宮脇惇子委員長は(76)は「想像以上に大掛かりな作業となり、『本当に完成するのか』と不安になるほどだったが、皆さんの協力で発行することができた」と笑顔。「将来にわたり、若い人にも役立ててもらえれば」と話す。
冊子は市立中央図書館や市内各コミュニティセンターで閲覧できる。希望者には1000円で販売する。
問い合わせは文団協 電話0144(36)3491。
















