若者に活躍の場を、有志らまちづくり会社設立、地域活性化へ高校生と連携

若者に活躍の場を、有志らまちづくり会社設立、地域活性化へ高校生と連携
苫総経マーケティング部の生徒たちと、市内企業のイメージキャラクター製作で意見を交わす、磯貝さん(右奥)

 苫小牧市内の有志が若者の活躍を後押しするまちづくり会社「とまこまいクリエイティブラボ」を立ち上げた。地元高校生と市内企業のイメージキャラクター製作を進めるなど、社会参加や地域貢献を目的に掲げ、初年度から活発に活動中だ。同社代表の磯貝大地さん(42)は「若いうちに地域で多くの経験を重ね、愛郷心を育んだ若者が増えれば、まち全体の活性化にもなるのでは」と期待を寄せている。

 同社は、市内で内装工事の会社を経営している磯貝さんが友人らと4人で合同会社として今年6月に設立した。磯貝さんは苫小牧青年会議所(JC)で活動していた際に、地域貢献活動などの経験や人脈を通じて同社の構想を固めたという。

 その転機になったのは、自ら携わって2016年に市議会議場で行った「市民議会」。参加した高校生たちのまちづくりに対する前向きな姿が印象深く、「こうした若者たちの思いをもっと引き出す方法はないか―と思った」と明かす。

 その思いに共感した仲間たちと会社を立ち上げ、市内事業所から会社のイメージキャラクターの製作依頼を受けることに成功した。製作に当たっては、市民議会の活動がきっかけで定着したハロウィーンイベントでつながりのあった苫小牧総合経済高校マーケティング部の協力も得た。3年生7人が主体となり、企業との交渉にも参加するなどし、今年12月までのキャラクター完成を目指している。

 今年は新型コロナウイルスの影響で部活動にも多くの制約があったといい、高校生たちにも特別な思いがあるよう。3年生の伊藤真羽さん(18)は「企業との話し合いは緊張するけれど勉強になることが多い。これまでの経験を生かしていきたい」と張り切る。

 磯貝さんや他のメンバーは本業をこなしつつ、同プロジェクトをほぼ手弁当で進める。今後の事業展開の中では学校との連携を広げたい考えで、磯貝さんは「若者の市外流出を止めたい。地域の課題を若者たちと解決していく。そんなプラットフォームをつくれたら」と意欲を見せている。

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