苫小牧市は、来年2月6~9日に市内で開催される女子アイスホッケーのミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪最終予選で、宿泊や飲食などの経済効果を約8700万円と試算している。前回苫小牧で開かれた平昌冬季五輪最終予選(2017年2月)と同等だが、とまこまいスケートまつり(来年2月8、9日)とも日程が重なり、市は「相乗効果も期待している」と話している。
26日の市議会定例会の24年度一般会計補正予算案の審議で、大野正和氏(公明)の質問に答えた。
大会は日本を含む4カ国が出場。世界ランク7位で出場国最上位の日本に開催地の決定権が与えられ、ナショナルトレーニングセンターの強化拠点施設で、日本代表の合宿でも使用されているネピアアイスアリーナを会場に選んだ。
市スポーツ都市推進課によると、大会運営費や出場国の選手、スタッフ、競技役員の旅費などで7900万円の支出が見込まれ、市はこのうち750万円を補助する。町田雅人総合政策部長は答弁で「国内外に向けてアイスホッケータウン苫小牧のPRにつながる」と強調した。
その上で「苫小牧ゆかりの選手が多数出場する予定。多くの市民が会場で大会を盛り上げ、選手の激励につながれば」と期待。スケートまつりの会場となる中央公園と隣接しているため、「駐車場の確保、来場者の移動について今後調整していく。関係各所と連携を図っていきたい」としている。
















