倉庫・港湾物流業の苫小牧埠頭(苫小牧市入船町)は、大型冷凍冷蔵倉庫の北海道クールロジスティクスプレイス(市内弁天)と勇払冷蔵庫(同勇払)について「北海道HACCP(ハサップ)自主衛生管理認証」を取得し、2日に道から認証書が届いた。道が定める衛生管理を実践している事業者を認定する制度で、約300件の認証のうち他社の荷物を取り扱う倉庫事業者の取得は初めて。同社は「食の安全に関する体制整備が評価された」と喜んでいる。
道健康安全局食品安全グループによると、同認証制度は道が独自に作成した「衛生管理導入の評価調書」を使用し、施設の状態や管理運営の方法を143項目にわたって自己採点の上、同じ調書を第三者機関が評価する。認証を受けることで社会的な信頼が得られ、従業員の衛生意識も向上するメリットがある。
同社の大型冷凍冷蔵倉庫は土が付いた農産物を1階に保管するが、他の貨物と搬入口を分け、従業員も専用ロッカーのある更衣室で着替えてから作業に当たるなど工夫を図った。勇払冷蔵庫では、フォークリフトのタイヤの清掃を強化し、衛生管理を徹底させた。
同社は道産品の輸出を拡大するため、大型冷凍冷蔵倉庫を核に食品出荷の平準化や食品加工産業の育成などに取り組んでいる。2019年春からコンサルタントに相談するなど取得に向けて動き始め、今年10月22日付で認証された。期間は23年10月末まで。
同社クールロジスティクス事業部の田中幸部長は「安全な施設に保管して出荷することでエンドユーザーの信頼を得られる。取り組みをさらに徹底し、食産業の成長を後押ししたい」と話している。
















