馳星周さんに町民栄誉賞 「喜んでくれてうれしかった」 小説「少年と犬」直木賞受賞

馳星周さんに町民栄誉賞 「喜んでくれてうれしかった」 小説「少年と犬」直木賞受賞
池田町長から馳さん(右)に町民栄誉賞が贈られた

 7月に小説「少年と犬」で第163回直木賞を受賞した浦河町出身の馳星周さん=苫小牧東高卒=に7日、浦河町民栄誉賞が贈られた。町総合文化会館で池田拓町長から表彰を受けた馳さんは「僕自身より浦河の人が直木賞の受賞を喜んでくれてうれしかった。大した人間ではないが、町民栄誉賞は身に余る光栄」と素直に喜びを語った。町民栄誉賞は馳さんが初めての受賞者。

 長野県軽井沢町に住む馳さんは、昨年から夏に理奈夫人、愛犬と共に避暑を兼ねてふるさと浦河町に滞在し、今年も7月1日から9月15日まで浦河暮らしをしている。7月15日の賞発表は浦河で受賞の合否を確認し、本人を含め居酒屋に集まった関係者や同級生らが祝福した。

 表彰式は少人数に限定し、10人が出席。池田町長は「直木賞受賞は町民に元気と勇気を与えてくれた。古里を気遣い浦河を宣伝していただき、郷土愛にも感謝したい。これからも国民に心の潤いを与える作品に期待します」とたたえた。

 馳さんは「20年前だったら『要らねえー』と断ったかもしれない。長らく古里を離れ、50歳を過ぎてとがってない年齢になり、素直にありがたく受けられる。うれしいよりありがたいという思いで、これも運命かな」と感慨深く受賞の喜びを語った。

 また、近所の人たちが喜んでくれたことにも触れ、「(潮見町の)ルピナスの丘はよく行く場所。これからも毎年夏に浦河に来ます」と話した。

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