「影響ある」83% 8・1ポイント改善も回復遅く コロナ禍の経営状況 道商連

「影響ある」83% 8・1ポイント改善も回復遅く コロナ禍の経営状況 道商連

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、北海道商工会議所連合会(道商連)は、会員企業を対象とする3回目の「経営状況・資金繰りに関するアンケート」結果を発表した。コロナの経営への影響は「影響が生じている」と「懸念がある」を合わせ83%に。前回調査(6月下旬~7月下旬)に比べ8・1ポイント改善したものの、依然として厳しい状況が続いている。

 調査は9月23日~10月30日に、全道42商工会議所議員の2526社(団体)を対象に実施。632社から回答を得た(回答率25%)。

 経営への影響の内訳は、「影響が生じている」が46・8%で、「長期化すると影響が出る懸念がある」が36・2%。業種別で、経営へ影響が生じている・懸念があると回答した上位は(1)宿泊業(100%)(2)不動産業(90・9%)(3)卸売業(87・6%)(4)運輸・通信業(86・7%)(5)小売業(84・6%)―の順。

 売り上げへの影響(前年同期比)では6月が63・2%、7月は65・4%、8月は64・7%の企業がマイナスと回答。5月(75・5%)をピークに売り上げへの影響は緩和しつつある。ただ、8月は3月(63・9%)水準にとどまるなど回復は足踏み状態となっている。

 資金繰りの状況では、「厳しい」(6・8%)と「やや厳しい」(20・3%)を合わせ27・1%。前回(35・6%)と比べると8・5ポイント下降し、国や道の支援策もあり、資金繰りは改善している。対応状況では、32・9%が「金融機関へ相談した」と回答。「資金繰りに不安はあるが相談していない」は10・3%だった。

 施策の活用状況では、「公庫等の無利子融資」を20・4%が「活用済み」と回答し、最多に。これに「持続化給付金」(20・3%)、「雇用調整助成金」(14・1%)と続いた。

 道商連は「総じて経営回復の足取りが重く、資金需要の先行き懸念もある」と分析。「今後、国や道に対して、個人消費の喚起や企業の売り上げに直結する施策について要望していきたい」としている。

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