13日から苫小牧舞台に熱戦―女子日本アイスホッケーリーグ

2次リーグに向け追い込みをかける道路建設ペリグリン=8日、ときわスケートセンター

 第9回女子日本アイスホッケーリーグ2次リーグは13日、白鳥王子アイスアリーナで開幕する。苫小牧の道路建設ペリグリンとトヨタシグナスがAプールに出場し、SEIBUプリンセスラビッツ、Daishinと総当たり戦を15日まで展開する。

 日本アイスホッケー連盟主催。新型コロナウイルス感染予防のため、選手の家族の観戦は可能だが一般客は入場できない。Bプールの5チームは順位決定トーナメント戦で競う。

 ペリグリンは前回準優勝で女王復活を目指す。今回、釧路であった1次リーグは通算1勝2敗の3位。Aプールで釧路ベアーズ(通算3敗)に3―1で勝利したものの、Daishin(2勝1敗)に1―3、前回覇者のSEIBUプリンセスラビッツ(同3勝)に1―2で敗れ、薄氷のプール残留だった。

 惜敗を重ねたものの、3試合の総失点は6。ロースコアの試合を目指すチームにあって、一定程度の成果だ。寺尾幸也監督は「1点を取られたら取り返さなければならない」と得点力をライバル撃破のカギに挙げる。DF水橋優花主将も「SEIBU戦は全員で走るホッケーはできていて、内容は悪くなかった」と振り返った。同じく小池詩織は「パックに意識が取られて、隙を突かれた失点が目立った。自分が声掛けをしっかりしてノーマークをつくらないように意識したい」と気を引き締めていた。

 シグナスは、1次リーグBプールのトーナメント2回戦で、VORTEX札幌アイスホッケークラブに12―0で大勝。決勝では帯広クレインズレディースに3―2で競り勝ち、2次リーグでAプールに加わった。

 1次リーグでチームトップの4得点を挙げたFW三浦芽依は「シュートではスピードだけでなく、フェイントも効果的に使うことができた」と話す。「2次は簡単には勝てない相手ばかり。チャンスでは必ず決めたい」と意気込みを語った。

 強豪3チームにどこまで粘れるか。大差の試合も多かった1次リーグでは油断もあった。FWの藤本もえこ主将は「決勝ではもっと点が取れたはず」と反省する。今隆之監督は「3試合とも厳しい戦いになるが、いい内容の試合をしたい」と意気込みを語った。

 来年2月に帯広でファイナルトーナメントが予定されている。第2次リーグの成績を基にシードし、決勝と順位決定のトーナメントを行う。

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