苫小牧市内も日に日に寒さが強まり、靴に滑り止めを着ける人の姿が目立つなど、冬支度が本格化している。空気の乾燥で新型コロナウイルスの感染が拡大するのを防ぐため、加湿器や空気清浄機も例年にないほど売れている。11日はこの秋一番の冷え込みとなり、室蘭地方気象台も早めの冬の備えを呼び掛けている。
靴修理などを手掛けるスピード修理の共進ステイ店(三光町)は今月に入り、靴のかかとに滑り止めの装着を依頼する人が増加。例年、初雪が降った後は店内に行列ができ、多いときは1日20~30人の注文を受ける。門伝信弘店主は「滑らないよう靴底にスパイクを打つ人もいる」と話す。
修理を依頼するのは約8割が女性で、靴によって1000~3000円台で滑り止めを着けられる。来年1月まで需要があると見込む。
ケーズデンキ苫小牧店(新開町)では、空気清浄機の10月の売り上げが前年の2倍、加湿器は6割増となった。乾燥すると飛沫(ひまつ)が空気中を漂いやすくなるとされ、空気清浄機は加湿機能の付いたタイプ、加湿器は省エネと加湿を両立させた商品に人気が集まっている。
そのほか、自宅にいる時間が増えたためかウオーキングマシンやエアロバイク、圧力鍋などの調理家電も売れている。冬支度をする市民らの来店は今月末まで続くとみられ、品ぞろえを充実させる方針。
コメリパワー苫小牧東店(同)も、加湿器の売り上げが前年同期に比べ3割増。ウイルス除去に効果があるという2000円台と4000円台の新商品も投入し、虻川雄太店長は「今年の一押しは加湿器」と品ぞろえに自信を見せる。ストーブや灯油は例年並みの売れ行きといい、冬場の生活用品も豊富に展開する。
室蘭地方気象台によると、11日の苫小牧は最低気温が氷点下2・0度まで下がり、午前中は路面の凍結も見られた。12日未明も厳しい寒さとなる見込みで、担当者は「早めにタイヤ交換を」と呼び掛けている。



















