道は27日、文部科学省が実施した2023年度学校保健統計調査(確定値)の北海道分を公表した。5~17歳の各年齢区分で計測した身長は、男子は全ての年齢で全国平均を上回った。体重も男子は全ての年齢で全国を上回り、女子は5、6歳を除き全国を上回った。
調査は例年4~6月に行っているが、新型コロナウイルス感染症の影響で22年度に引き続き、年度末まで延長して実施した。成長の著しい時期で測定時期が異なるため、過去の数値と単純比較することはできないという。
道内の幼稚園44園、小学校68校、中学校49校、高校45校の計206校を抽出して実施。発育状態調査は1万6626人、健康状態調査は7万4388人を対象に、5~17歳の年齢ごとに調べた。
身長は、女子の5歳と16歳が全国平均を下回った以外はいずれも全国と同じか上回った。男子と女子の比較では、10歳と11歳は女子が男子を上回っている。
体重は、女子の5歳と6歳を除き全ての年齢で全国を上回った。男子と女子の比較では、10歳を除き男子が女子を上回っている。
身長の都道府県別では、北海道は12歳男子と13歳男子が全国4位。女子は10歳と12歳が全国3位の上位に入った。
体重の都道府県別で北海道は、11歳男子が全国2位。女子も10歳と17歳が全国2位となった。
身長と体重から割り出した肥満傾向児(肥満度20%以上)の出現率は、男女とも大半が全国平均を上回った。都道府県別では、10歳男子(20.00%)と13歳男子(16.61%)が全国1位。女子も9歳(14.93%)、11歳(16.89%)、14歳(11.90%)が全国1位となっている。
虫歯の園児、児童、生徒の割合は、園児が22.2%(全国平均22.6%)、小学生が41.8%(同34.8%)、中学生が34.7%(同28.0%)、高校生が48.0%(同36.4%)。園児を除き小中高生とも、全国を上回っている。
また、裸眼視力が1.0未満の割合は、小学生が37.2%(全国平均37.8%)、中学生は82.0%(同60.9%)だった。

















