安平町の２０２０年度町政功労賞等表彰式が１１日、追分公民館で開かれた。地方自治や社会、産業、教育などさまざまな分野で１０年以上にわたって活躍した個人、団体関係者に賞状などが贈られた。

　表彰は多岐にわたる分野で町の発展に貢献した個人や団体の功績をたたえて毎年実施。今年度は自治功績賞１人、社会功績賞５人、産業功績賞６人、教育功績賞１人、善行努力賞１団体１個人が対象となった。

　表彰式で及川秀一郎町長は「これまでの皆さんの生き方に改めて敬意を表すところ。今後とも『育てたい　暮らしたい　帰りたい　みんなで未来へ駈（か）けるまち』の実現のため、（胆振東部地震からの）復興のために力を貸していただきたい」と式辞を述べた。この後、出席した受賞者それぞれに賞状や記念品を手渡した。

　受賞者を代表した小笠原直治さん（７１）は「一つの節目、糧として、それぞれの考え方で町の発展のために尽くしていきたい」と謝辞を述べた。

　受賞者は次の通り（敬称略）。

　▽自治功績賞　小笠原直治（安平町議）▽社会功績賞　岡崎隆憲（学校薬剤師）池田大輔（学校歯科医師）森田孝子（民生委員児童委員）遠藤孝博（交通安全指導員）佐藤玄一（同）▽産業功績賞　山口春良（優れた技術者）土田耕啓（観光協会役員）福田順一（商工会役員）渡辺信一（同）高城俊行（同）伊藤徳生（同）▽教育功績賞　平沖道治（教育委員）▽善行努力賞　早来婦人会＝１９９２年から６～１１月の毎月１回、ＪＲ早来駅舎の清掃活動等を実施、伊藤ミサ子＝８５歳以上で過去３年間、医療機関の受診歴がない