観光客に500円チケット 大町商店街へ誘客目指す 白老

観光客に500円チケット 大町商店街へ誘客目指す 白老
ウェルカムチケットを手にする白老商業振興会の久保田理事長

 白老町の大町商店街の店主らでつくる白老商業振興会(久保田修一理事長)は、加盟店で使える500円商品券「ウェルカムチケット」を観光客に配布する事業を始めた。ウポポイなどを訪れる人たちに商店街をPRし、足を運んでもらう取り組みだ。

 事業は、新型コロナウイルス対策の地方創生臨時交付金を活用した町の「町内消費喚起応援事業」補助金を受けて実施。飲食店や菓子店、カメラ店、家電店など同振興会加盟32店で使える500円商品券600枚(30万円分)を用意し、観光客1人につき1枚配る。

 配布場所はJR白老駅北側周辺で、週末など不定期に実施。商品券が使えるのは配布当日のみとし、600枚分の予算が無くなった時点で終了する。

 初回の7日は駅北観光インフォメーションセンター付近で114枚配ったところ、約半数の58枚が大町商店街の飲食店やパン・菓子店など11店で使われた。久保田理事長は「予想以上の利用があった。500円券を使い、それ以上の商品を買い求める人が多く、一定の経済効果が出た」と言い、「ウェルカムチケットの配布で商店街の魅力を知ってもらい、リピーターが増えていけば」と期待する。

 大町商店街をめぐっては、ウポポイ見学で町に訪れる観光客の誘客が課題となっており、同振興会は商店街マップの製作なども予定している。

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