安平町のJR追分駅前のコミュニティスペース「ENTRANCE(エントランス)」内のフリースペースを活用した遊び場「ぷれいば」が今月オープンした。カード、ボードゲームをはじめ、拳玉やベーゴマといった昔の遊びも用意し、子どもから大人まで誰もが遊びに没頭できる空間を創出している。
町教育委員会で取り組んでいる「遊育(ゆういく)推進事業」の一環。ぷれいばは「PLAY」(遊ぶ+場)、「PRE」(土壌を作る)、「PLAY BACK」(子どもが大人になった時に立ち返る、大人が童心に帰る)の三つの「プレ」を取って名付けた。
フリースペースには工作を楽しむことができる「子どもアート工房」のほか、手作りのカードやボードゲームのコーナー、拳玉やベーゴマ、あや取りなどを一式置いたコーナーを用意。週末は野外イベントやクラフトなどの取り組みも盛り込んだ内容になっている。
また来場者が子ども同士や家族連れなど幅広いことから、世代を超えた交流の場にもなっている。追分小5年の猪瀬真由さん(10)は「友達と遊びたい時によく来る。いろんな人と話ができるので楽しい」と話す。
同事業を担当する町地域おこし協力隊・遊びプロ推進員の鈴木宙夢(ひろむ)さん(24)は「自分で面白いことやミッションを見つけて何かに没頭することが集中力を高め、成功体験、アイデンティティーの形成にもつながる。ここで新たな発想や普段は出さない笑顔が生まれてほしい」と期待している。
ぷれいばは水、金曜日午後3~6時(同4時以降の利用は保護者の迎えができる場合に限る)、土日は午前9時~正午に開放される。利用する際に事前の登録が必要。

















