新ひだか町教育委員会は16日、今後10年間の学校再編整備の必要性と全体的な方向性についての住民説明会を町公民館で開いた。小学校5校と中学校2校の再編を示し、理解を求めた。
児童生徒の保護者や就学前児童の保護者、学校関係者、地域住民など約50人が出席。高野卓也教育長のあいさつに続き、事務局が学校施設個別施設計画、学校再編整備基本計画を説明した。
再編期間は2020年度から29年度までで、対象校は小学校が高静(502人)、静内(173人)、山手(101人)、桜丘(43人)、東静内(39人)の5校と静内中(206人)、静内第三中(260人)の2中学校。
小学校は高静小グラウンドに新校舎を、中学校は静内中校舎を増改築する計画で、老朽化の健全度の判定から山手小を早急に進めたいと説明した。三石地区の小中学校は現状(小中各1校)を維持する方針だ。
参加者からは「10年間のスケジュールは」「いつごろ新校舎が建設されるのか」「スクールバス停留所の確保は」などの質問があった。これに対し町教委は「準備のできた学校から協議し統合する」「財政的なものもあり、いつ建設かは未定」などと答えていた。
個別の学校の統廃合の時期や内容は、各学校区での個別説明会で詳しく説明する予定という。

















