地域の防災に長年尽力 危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章 安平町追分・大島さん

地域の防災に長年尽力 危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章 安平町追分・大島さん
瑞宝単光章・消防功労を受章した大島さん

 胆振東部消防組合の職員として長年にわたって活躍し、地域防災に尽力した元同組合消防署安平支署長の大島明さん(69)=追分在住=が今秋の危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章(消防功労)を受章した。18日に安平町役場で表彰伝達式が行われ、胆振東部消防組合管理者の宮坂尚市朗・厚真町長から勲記と勲章が贈呈された。

 大島さんは同組合が発足した1971(昭和46)年7月に消防士職に就き、追分支署(現追分出張所)でキャリアをスタート。消防士長、消防司令補、消防本部予防課長補佐、追分出張所所長などを経て、2011年4月から安平支署長に就任。豊富な知識と経験を生かして町民の防火思想の普及と啓発に力を注ぎ、消防体制の確立と施設整備の拡充に寄与した。12年3月に退職し、40年9カ月にわたる勤務を終えた後も追分地区の消防後援会立ち上げに携わるなど地域の発展に貢献した。

 受章について、大島さんは「こんな表彰を頂いていいのかなというのが率直な気持ち。非常に重たいですね」と笑顔を見せる。現在は地元町内会の防災に関わり、自然災害時の避難所設営などを担当しており、「何かあった時には地域のために携わっていきたい」と力を込めた。

 宮坂町長は「胆振東部消防組合の歴史と共に歩んできたと思う。健康に留意されて、今後もご活躍を」とねぎらいの言葉を掛けた。

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