安平町内にある追分高校の生徒2人が19日、キャリア教育の一環として町役場で職業体験(インターンシップ)をした。町教育委員会の仕事について学んだほか、社会教育施設の見学、役場職員の声などを聞き、行政の仕組みに理解を深めた。
今回参加したのは、2年生の河野颯希さん(17)と小林花蓮さん(17)の2人。町としては3年ぶりに同校のインターンシップを受け入れた。午前中は町内のそば哲遠浅店で、学社融合推進事業で同校3年生が参加している選択授業の様子を役場職員と一緒に取材したほか、早来郷土資料館を視察した。
午後からは、午前中に取材した内容を町のインターネット交流サイト・Facebook(フェイスブック)で更新するための記事作成業務や決裁を受ける流れを体験。町職員として勤務する同校卒業生から担当している業務や仕事のやりがい、採用試験の心構えについて講話を受けるなど貴重な時間を過ごした。
インターンシップを終えた河野さんは「公務員は堅い印象があったけれど、すごく明るく、楽しい職場だった。自分も楽しい職場で働けたら」と思いを巡らせ、公務員志望の小林さんは「役場の仕事のイメージが湧いた。1日だけだったけれど、それぞれ担当する役割があったり、上司や職場の仲間との交流が大事だと感じた」と話していた。

















