むかわ町は19、20の両日、鵡川、穂別地区でそれぞれまちづくり計画ワークショップ発表会を開いた。将来のまちづくりに関する重要課題や施策について、三つの専門部会がまとめた案をプレゼンテーションした。
部会ごとに発表を行い、健康・生活環境の分野では妊娠から子育てまで切れ目のない支援の充実や高齢者が生きがいを持って暮らせる福祉の充実、空き家や空き地を活用した中心市街地の復興に言及。産業振興の分野では、農林水産業の労働力確保に向けた対策や地域ブランディングを通じた活性化を考えたほか、コンパクトシティーの形成や地域の拠点となる施設の整備を訴えた。
このほか、教育の観点からは学習塾の開設、町内で行われているむかわ学の充実などを提言。地域コミュニティーを活性化させる取り組みを必要とする意見もあった。
町は寄せられたプレゼンテーションの内容などを今後のまちづくり計画に反映させていく考え。竹中喜之町長は「災禍を受けた町として、この教訓をしっかり次につなげていく。ただ元通りにするだけではなく、災害により強いまちづくりを目指して進めていきたい」などと述べて、改めて協力を呼び掛けた。

















