「おくやみ窓口」設置 手続きの一括完了可能に 千歳市

「おくやみ窓口」設置 手続きの一括完了可能に 千歳市
ワンストップ対応の「おくやみ窓口」相談コーナー

 千歳市は24日、道内の自治体に先駆けて「おくやみ窓口」を第2庁舎1階の市民課年金係に設置した。親族の死亡時に保険証の返納や遺族年金の手続きなどをワンストップで行うことで遺族の負担を軽減する。対象は死亡時に同市に住民登録があった人の遺族など。事前予約制(当日受け付けも可)が原則。

 死亡届の提出を受けて市民課年金係が庁内の関係各課に連絡。3~4日程度の準備を経て「おくやみ窓口」を訪れた遺族に対し、関係する各課担当者が手続きを行う。市は1日4件程度の「窓口」利用を想定する。手続きは市が作成した「おくやみハンドブック」(A4判15ページ)のチェック項目に沿って進める。

 手続きは個々のケースで異なるが、保険証の返納や未支給・遺族年金請求、各種振り込み・引き落とし口座の変更などの申請・届け出が必要。これまでは市役所に何度も足を運ばなければならなかった。

 手続きで市役所が関係するのは税務、納税、市民生活、市民、国保医療、高齢者支援、障がい者支援、市営住宅、水道局経営管理(市水道局料金センター)など14課、申請書は64種類に上る。

 同市内の過去3カ年の年間死亡件数は2017年が720件、18年774件、19年809件。全道一「若いまち」とされる千歳市も高齢化が進む。親が千歳市で暮らし、子供が市外、道外のケースも少なくない。「窓口」は遺族にとって心強い存在となる。

 ハンドブックには、不動産の所有権移転登記やクレジットカードの解約、運転免許証の返納など市役所以外での必要な手続きが列記、委任状も添付され、分かりやすい内容。また、遺族が持参する認印や本人確認書類、亡くなった人の年金手帳や国民健康保険被保険者証なども明記している。

 市役所窓口や火葬場に配置、千歳市のホームページ(HP)に掲示する「おくやみハンドブック」を参考にして遺族は手続きの準備ができる。

 「おくやみ窓口」の専用ダイヤルは0123(24)3166。受付時間は平日午前8時45分~午後5時。

 市民課年金係では「市民の要望で実現した。窓口の利用は月に80件を想定している」としている。

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