胆振東部地震で被災し、厚真町上厚真地区の仮設住宅で暮らして体操教室に通っていた参加者が、牛乳パックで作った座椅子20台を町内本郷の高齢者生活福祉センター「ともいき荘」の入居者に寄贈した。入居者にとっては一足早いクリスマスプレゼント。
震災後に受けた支援に対する恩返しとして有志で企画した。上厚真地区の仮設の談話室で週に1回行われていた体操教室後、集まった十数人がおよそ2カ月にわたって作業に当たった。
座椅子は牛乳パックで作った芯を段ボールでさらに固めた後、布団の綿をかぶせて仕上げた。入居者1人に1台を用意し、20日に善意を届けた。
体操教室で指導に当たった高橋康夫さん(69)は「一人はみんなのために、みんなは一人のために作った。末永く使ってください」と話していた。

















