アイヌの「今」伝える100点 浦河で宇井眞紀子写真展―26日まで

アイヌの「今」伝える100点 浦河で宇井眞紀子写真展―26日まで
全国100カ所100人のアイヌの人たちを撮影した写真展

 浦河町でアイヌ民族の言語や文化を伝承している「Rehe Isam」(レヘイサム)主催の「宇井眞紀子写真展」が、町総合文化会館で開かれている。26日まで、入場無料。

 写真家の宇井さんは1960年、千葉県生まれ。85年に日本写真芸術専門学校を卒業し、樋口健二氏に師事。2009年、アイヌの人たちの「今」を伝えるため100カ所で100人を撮影するプロジェクト「My portrait Myself」を開始した。

 写真展は09~16年に撮影したもので、撮影場所も撮影時の服装も「撮られる人」の希望を聞いて撮影した100点。撮られた人が次の人を紹介するリレー方式で全国を回り、道内は浦河町、平取町のほか、釧路市、釧路管内白糠町、帯広市、札幌市などで撮影した。被写体の「今一番言いたいこと」も添えられている。

 同会館1階の町立図書館では、平取町在住のアシリレラ(山道康子)さんの暮らしを撮影した写真7点と、宇井さんの著書「アイヌ、風の肖像」や写真集「アイヌ100人のいま」などが紹介されている。

 写真展は午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る