「人口減少」7割弱が危機感 札幌集中は「仕事の選択肢多い」 社会保障の維持不安 道の道民意識調査

「人口減少」7割弱が危機感 札幌集中は「仕事の選択肢多い」 社会保障の維持不安 道の道民意識調査

 道は、北海道の人口減少などに関する道民の意識調査結果を発表した。本道の人口減少に対し、7割近い道民が「危機感を感じている」と回答。札幌市に人口が集中する理由では、「仕事の選択肢が多い」が最多だった。

 本道の人口減少について、「危機感を感じている」(45・9%)と「非常に危機感を感じている」(21%)を合わせ、66・9%の道民が危機感を感じていることが分かった。「あまり危機感を感じていない」は23・3%で、「全く危機感を感じていない」との回答は1・7%だった。

 現在住んでいる市町村の人口に対しても、「危機感を感じている」(42・3%)と「非常に危機感を感じている」(20・2%)を合わせ62・5%と、本道の人口と同様の結果になった。

 人口減少による影響を感じること(複数回答)は、「若者が減少し、地域に活気がなくなった」が63・9%で最多。これに「公共交通機関の減便・廃止等により交通の便が悪くなった」(40・5%)、「担い手や後継者の不足により、地域産業の維持が困難になった」(37・1%)が続いた。

 人口減少が進んだ場合、特に不安に感じること(複数回答)では、「医療保険や年金など社会保障の維持が困難になる」(49・4%)がトップ。以下、「医療、福祉サービスが行き届かなくなる」(39・3%)、「公共料金が高くなる」(38・1%)の順。

 人口が減少しても心豊かに暮らし続けるために重要な取り組み(複数回答)では、「地域で働く人材の確保や育成、安定した雇用の確保」(65%)が最多。これに「地域の医師確保など必要な医療や福祉が受けられる環境の整備」(55・1%)、「子育て環境の整備や子育て世帯への支援」(51・6%)が続いた。

 札幌市に人口が集中する理由(複数回答)については、80・3%が「仕事の選択肢が多い」を挙げた。次いで「公共交通機関が整っている」(58・4%)と「医療や介護など福祉が充実している」(47・3%)が上位を占めた。

 調査は8~9月に、道内居住の18歳以上の男女1500人を対象に実施。771人から回答を得た(回答率51・4%)。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る