苫小牧工業高等専門学校協力会(関根久修会長)は26日、苫小牧高専体育館で会員企業合同研究会を実施した。道内外から93社が参加し、就職活動を控えた学生たちに仕事内容や待遇、求めている人物像などを説明した。
本科4年生、専攻科1年生の約220人が参加。体育館内に建設や製造、ソフトウエア、情報通信、コンサルタントなど、さまざまな業種の企業がブースを構え、学生たちが自由に回れるようにした。
企業の担当者は自社製品の展示や動画の放映で仕事内容を説明。高専出身者が活躍している様子を写真で紹介したり、働きながら資格取得に挑戦できる仕組みをアピールしたりする企業もあった。
専攻科1年の今優花さん(21)は「エネルギー関連の研究をしているので、それが生かせる仕事に興味があった。知らなかった企業ともたくさん出合えてよかった」と話していた。
少子化による人手不足が課題となる中、企業側にとっても工業系を専門に学ぶ学生は貴重な人材。日本製紙白老工場の平井健総務課長は「いろいろな場所で活躍したい人はもちろん、地元での就職を希望する学生を確保できればと考え参加した。少しでも関心を持ってもらえればありがたい」と語った。
















