平取町の遠藤桂一町長(62)が新型コロナウイルスに感染していることが1日までに分かった。道内の首長の感染は初とみられる。同町は、役場内の消毒や感染者が発生したことを伝える文書を庁舎内に掲示するなど対応に追われた。
同町によると、11月18日に札幌出張で利用した公用車の運転手(町外在住)の家族が感染していることが分かり、運転手も26日にPCR検査を実施した結果、28日に陽性が判明。遠藤町長は29日のPCR検査で、30日午前に陽性が確認された。
遠藤町長は軽症で、自宅療養中。今週中にも公務に復帰できる見通しで、職務代行者は置かない方針という。
同町は町長室をはじめとする庁舎内の消毒など感染防止対策を講じた上、窓口業務を通常通り続ける。1日の新聞の折り込みチラシ(1800部)で、遠藤町長が感染した経緯を説明している。静内保健所が濃厚接触者の特定を急いでいる。
















