子どもが遊びや食事などで自由に使える一軒家「子ども食堂 木と風の冬ごもり」が2日、苫小牧市双葉町に開設された。子どもの居場所づくりを進める市内のNPO法人木と風の香り(辻川恵美代表)の取り組みで、一軒家を開放するスタイルの子ども食堂は市内では初。初日は約50人の児童らが集まり、思い思いに楽しんだ。
同法人は音羽町にある辻川代表の自宅庭で子ども食堂を運営する団体。例年、冬期間は近隣の町内会館を活用していたが、今冬は新型コロナウイルスの影響で使用できないため、双葉町にある木造2階建ての空き家を借り、冬期間限定の新拠点づくりを進めてきた。
「木と風の冬ごもり」は1階に食堂、2階に遊びや読書、休憩などで使えるスペースを設置。約50平方メートルの広々とした2階には滑り台やままごとセット、テント、積み木などのおもちゃのほか、ビーズクッションやこたつなど、子どもがくつろげるような用品を置いた。静かに過ごしたい子どものため、本やテレビ、ゲーム機なども用意した。
この日は学校の授業を終えた小学生や未就学児を連れた母親らが続々と来訪した。コーンスープを飲みながらおしゃべりを楽しんだり、おもちゃで思う存分に遊んだりと、自由な時間を満喫。初めて子ども食堂を利用するという子どもも多く、室内に歓声が響いた。
「木と風の冬ごもり」は来年3月末までの予定。開放日は毎週水曜日の放課後と毎月第1日曜日のほか、冬休みや春休み中の毎日。子どもたちの自主性を重んじた運営スタイルとし、子どもが自らご飯を作って食べることも可能とした。辻川代表は「子どもたちと一緒に知恵を出し合い、よりよい居場所づくりを進めていきたい」と語った。
取り組みに関する問い合わせは同法人 電話0144(77)4377。
















