後継者不在率72・4% 2020年道内企業調査 全国平均7・3ポイント上回る 帝国データ

後継者不在率72・4% 2020年道内企業調査 全国平均7・3ポイント上回る 帝国データ

 帝国データバンク札幌支店は、2020年道内企業の後継者不在率動向調査結果を発表した。後継者不在率は前年比0・5ポイント減の72・4%となり、3年連続で低下した。ただ、全国平均(65・1%)を7・3ポイント上回っており、全国9地域中では最も高い水準となっている。

 社長の年代別では、「30代未満」(94・4%)と「80代以上」(43・9%)を除き、前年に比べて全ての世代で後継者不在率が低下。特に「60代」は2・2ポイント減の58・2%となった。

 業種別の後継者不在率では、「不動産」が77・1%で最も高い。以下、「サービス」(76・7%)、「小売」(73・7%)、「建設」(73・2%)の順。

 18年以降に判明した事業承継について、先代経営者との関係性も調査。今年の事業承継は、血縁関係によらない役員などを登用した「内部昇格」(37%)が最多。これに「同族承継」(29・9%)、「外部招聘(しょうへい)」(8・3%)が続いている。

 また、後継候補に関しては、「子供」が51%を占めて最多。前年から0・5ポイント減少したものの、全国平均(40・4%)を10・6ポイントも上回っている。「非同族」は32・2%で、「親族」が14・2%、「配偶者」が2・6%だった。

 同支店では「緩やかながらも3年連続で不在率は低下している」と説明。「同族間での事業承継から幹部社員など社内外の第三者人材へのシフトなど変化も見られる」と分析している。

 調査は20年10月時点の同社の企業概要データベースを基に、事業承継の実態について分析可能な道内企業1万698社を対象にした。

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