6カ月ぶり悪化 コロナ感染急拡大で 帝国データ 11月道内企業景気DI

6カ月ぶり悪化 コロナ感染急拡大で 帝国データ 11月道内企業景気DI

 帝国データバンク札幌支店は、11月の道内企業景気動向調査結果を発表した。新型コロナウイルス感染の急拡大に伴い、景気DI(『良い』と回答した企業の割合から『悪い』とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・6ポイント減の34・4となり、6カ月ぶりに悪化した。業界別では9業界中、金融、小売など6業界で悪化している。

 全国平均の景気DI(35・4)との比較でも、北海道は8カ月ぶりに下回った。

 業界別の景気DIでは、卸売(1・3ポイント増の34・6)とサービス(1・5ポイント増の31・5)の2業界が改善。ただ、サービスは3カ月連続で改善したものの、「Go To トラベル」の影響で一時的に改善がみられた「旅館・ホテル」は悪化に転じている。

 一方、金融(15・1ポイント減の27・8)、小売(5・6ポイント減の30・2)、製造(3・4ポイント減の30・3)、不動産(2・8ポイント減の37・7)、建設(2・6ポイント減の40・2)、農・林・水産(0・8ポイント減の28・8)の6業界が悪化。小売は飲食料品や衣料品が低調で、6カ月ぶりに悪化に転じた。

 運輸・倉庫は32・8で前月から横ばいで推移した。

 企業の規模別の景気DIは、全規模で悪化。特に大企業は前月比4・1ポイント減の34・5と6カ月ぶりに大幅に悪化。中小企業も1・1ポイント減の34・4。中小企業のうち小規模企業も2ポイント減の36・1と2カ月ぶりに悪化。大企業と中小企業の格差は0・1ポイントで、前月から3ポイント縮小した。

 今後の景気DI見通しは、「3カ月後」が34・5(前月調査36・2)、「6カ月後」が35・7(同35・7)、「1年後」が38・5(同38・2)となり、「3カ月後」は前月の見通しを下回っている。

 企業からは「第3波の影響で観光を中心に、飲食店の人出が減少している」(金融)、「危機感は大きい」(飲食店)、「催事に勧誘しても警戒感の高まりから予約のキャンセルが出ている」(繊維・繊維製品・服飾品小売)など不安の声が寄せられている。

 調査は11月16~30日に、道内企業1112社を対象にインターネットで実施。584社から回答を得た(回答率52・5%)。

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