市内ホテルや飲食店 豪華食材使用のおせち予約好調 コロナ禍で外出自粛追い風に

市内ホテルや飲食店 豪華食材使用のおせち予約好調
コロナ禍で外出自粛追い風に
豪華な食材を使用したおせちをPRするチラシ=魚徳

 苫小牧市内のホテルや飲食店で、おせち料理の予約が好調だ。新型コロナウイルスの影響で帰省や旅行を控える人が増えたことが追い風になっているよう。注文が例年より早まり、すでに完売した店もある。今月下旬まで予約を受け付ける店もあり、豪華な食材を使った正月料理をアピールするなど商機を狙っている。

 おせち料理は注文需要が年々増加しており、マーケット調査会社の富士経済によると、現在の市場規模は600億円とされる。今年はコロナ禍による年末年始の外出控えで需要はさらに高まっている。

 表町のグランドホテルニュー王子はこうした追い風を受け、前年より20日前倒しの10月5日に予約の受け付けを開始。だて巻や黒豆、王子サーモン製のスモークサーモンなどの食材を組み合わせた1万9000円台から3万5000円台までの3種類を用意し、2人向けの小三段重はほぼ完売。4人向けの大二段重と大三段重も前年の実績を上回る見通しで「精魂込めた料理を味わってほしい」と話す。

 植苗のホテルニドムは苫小牧産ホッキ貝や黒ソイ、白老牛など道内食材にこだわり、和とフレンチを合わせた二段重を2万9000円~4万円の価格帯で用意した。11月から予約をスタートし、東京都や大阪府など道外から注文が多いという。今月27日まで受け付ける。

 春日町の魚徳は予約枠を増やし、例年の2割増となる150個を受け付け中。榊収治代表は「今年は新型コロナで苦しい思いをした人も多い。年始においしい料理を食べて少しでも和んでもらいたい」とアワビやブリなどの食材を使い、3万円台と4万円台の2種類を用意した。20日ごろの完売を見込んでいる。

 11月中に完売したのは錦町の創作四川料理廣明HIROAKI(ひろあき)。ふかひれやタラバガニなどの高級食材を使い、3万~10万円の価格で50セット限定で販売したところ、東京都や神奈川県、福岡県など全国から注文が相次いだという。「口コミで紹介され初めて注文した方も多い」と佐藤朗暢オーナーシェフ。同店ではすでに2021年分の予約も入っているといい、今後もおせち需要の高まりは続く見通しだ。

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