市立病院減収分 道が補塡へ  コロナ対応で年間12億円見込む

市立病院減収分 道が補塡へ 
コロナ対応で年間12億円見込む

 東胆振唯一の感染症指定医療機関、苫小牧市立病院は、新型コロナウイルス感染対応の影響で減収を強いられている。今年4~10月の入院・外来患者数は前年同期比17・7%減の約14万6000人で、収益は同10・9%、約5億2900万円も減った。予算案に対し年間12億5000万円の減収が見込まれ、市は道の補助金を活用して補塡(ほてん)する方針。

 9日の市議会厚生委員会(宇多春美委員長)の報告などで明らかにした。

 同病院は1病棟46床を休止し、コロナ感染症病床12床、集中治療室(ICU)1床を確保している。胆振管内でコロナ感染が始まった2月以降、11月30日までにコロナ感染者を75人、感染の疑いがある患者を92人、それぞれ入院で受け入れた。

 このため一般患者数は4~10月、14万6868人にとどまった。前年同期比17・7%、3万1567人の減。内訳は入院患者が同19・4%(1万1601人)減の4万8209人、外来患者が同16・8%(1万9966人)減の9万8659人。この間の収益は約43億4600万円で、同約5億2900万円の減収となった。

 今後は道が定める医療提供体制のフェーズ(局面)が変わらなければ、年間で当初予算比14%、約12億5000万円の減収見通し。同病院はコロナ感染症病床の確保などに伴う道補助を活用する考えで、「減収の見合い額程度は補助される」と分析している。

 また、4月に国が診療報酬上の臨時的な取り扱いを定め、同病院も一般病棟入院料(1日当たり)1万6500円に対し、コロナ病床のハイケアユニット(同)を6万8550円に増額。4~11月の入院料収入が3400万円増加したことも示された。

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